"パーソナルジュエリー"とはどんなサービスなのか?ジュエリーの価値について考えるきっかけに


"パーソナルジュエリー"

言葉からなんとなく想像できるかもしれないが、具体的にはどのようなサービスなのだろう。

オーダーやリメイクを中心に展開しているジュエリーブランド ESTHER jewelry
"パーソナルジュエリー"とリリースしている内容についてデザイナーのSaoriさんに聞いてみた。

パーソナルジュエリーとはどんなサービスですか?

Saori:オーダーメイドジュエリーやリメイクのことをエスターではパーソナルジュエリーと言っています。

何故かというと、エスターを立ち上げた時最初は私が作ったものをECサイトで販売することだけをやっていたのですが、元々長年ブライダルの仕事をしていたことからも人が喜んでもらえることが好きでそれがやりがいでもあったので、ジュエリーでもより一人ひとりに合わせたものを作りたいという思いが強くなりました。
当初から在庫は抱えていなく受注後製作しているのでサイズを変えるなどカスタマイズの対応もしていますが、どうせなら1からその人に合わせたオーダーメイドのジュエリーを作っていこうと思ったこと、そして一番は私自身がカラーアナリストでもあるのでその人のパーソナルカラーを見つつ、ただデザインだけを提案するのではなく、その人に似合うサイズや素材などを含めてより一人ひとりに合わせた提案が出来ることが私の強みでもあると思いパーソナルジュエリーと言っています。

オーダーはどのような流れですか?


Saori:まずESTHERのLINEかインスタのDM、メールにてやり取りをさせていただきます。
最初にどのようなものを作りたいか、普段のお好み、ご予算などをヒアリングさせていただき、数日後にいくつかデザインを提案させていただきます。
メッセージのみのやり取りでも可能ですが、特に1からデザインする場合はお顔や雰囲気がわかった方がデザインがスムーズなのでZOOMや直接お会いしてのヒアリングができることが理想です。
その中からイメージに近いものや、もっとこうだったらなどよりデザインを詰めさせていただき、寸法やサイズなども具体的に決めて、最終調整したデザインとお見積もりを提案させていただきます。
そこでご納得いただくと正式オーダーとなり、お支払いをいただいてから製作に入ります。
納品前にお写真をお送りしてデザインを確認していただき、問題なければ仕上げて納品となります。
完成までの期間はデザインにもよりますが初回打ち合わせから2、3ヶ月を目安としています。



エスターに依頼した時のデザインの特徴など教えてください。


Saori:実は何でもできます。笑
得意とするのは自然な形のモチーフです。流れるような形だったり、面白いなと思う形を活かして表現することが得意ですが、スタイリッシュな直線的なもの、アンティーク調のもの、お好きなイメージが掴めればそれをデザインに落とし込むことは可能です。
拘っているポイントはリユースできる貴金属*のみで作製することと、技術が必要な工程は専門の職人さんへ依頼するなど使い分けて仕上がりのクオリティにも拘っています。
*シルバー925、K18(10〜22も可)のイエローゴールド/ホワイトゴールド/ピンクゴールド、プラチナ

リメイクに力を入れていると伺いましたが、なぜリメイクなのか想いを教えてください。


Saori:ジュエリーをやりたい、と思い勉強し始めた時にまず衝撃を受けたことはアクセサリーとジュエリーの違いでした。私がそうだったように意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
ジュエリーは貴金属を使用していて、貴金属はリユースできます。それまで祖母や母からもらったもので使わないからとゴミ箱へ捨てたものもありましたが、今思えば素材が何だったのか・・と怖くなります。
またゴールドやプラチナ、ダイヤモンドも価値が変わらないこと、取れる量に限界があるので今後更に貴重な資源であること・・などから、昔のジュエリーが今も価値があるものには変わらないが、デザインの流行があり使っていなかったり、大切な人からもらったものや形見など簡単に売ったり出来ないで自宅に眠っているものも沢山あると思います。

限られた資源を活かすためにも、ジュエリーのためにも、想いは残しつつ形を変えて新しいジュエリーに蘇らせ、また身に付けることでジュエリーも喜び、輝きを増すと思っています。
より大切なジュエリーになり、またそれを世代を超えて受け継いていく。そんな素敵なストーリーを作るお手伝いができると幸せだなと思い、リメイクして生き返るジュエリーが増えることを願っています。


印象に残っているお客様のストーリーはありますか?


Saori:1つ1つに素敵なストーリーがありますが、ぜひ紹介させていただきたいエピソードが2つあります。

1つは、私がまだ10代の頃バイト先のレストランのシェフが独立され、そのお店でもバイトをしていたのですがその頃お子さんが4、5歳くらいでたまにお店に来た時に一緒に遊んだりしてました。シェフはずっと応援してくれていて私がジュエリーをやろうと思ってる、と伝えた時から絶対最初のお客さんになるからと言ってくれていたので、受注が取れるようになって声をかけさせていただいたら娘さんが社会人になるのでその記念にジュエリーをプレゼントしたい、とオーダーをいただきました。
アイテムは毎日身に付けるダイヤのネックレスとピアス、小さい頃から知ってる子が大人になり社会人となる人生の節目に、家族の想いとこれから沢山のことを経験する中でジュエリーが支えになってくれるように、と想いを込めて作製した初めてのオーダーでした。


2つめはリメイクのオーダーです。デザインは既存のデザインをとても気に入ってくださり、お持ちのリング等の素材を使ってそのデザインで作って欲しいというオーダーでした。
お母さまのリングということは伺っていたのですが、納品後いただいたメッセージでお母さまの形見のリングだったことを知り、突然倒れ他界された時は途方に暮れる思いだったこと、少しでも近くに感じたくて毎日身につけられるジュエリーへ生まれ変わらせたくオーダーいただき、生まれ変わったことに感動していただけたことが私がまさに作っていきたいと思うジュエリーでした。
この機会をきっかけによりリメイクに力を入れていきたいと強く思うようになりました。


このように大事にされてきたジュエリーはそれぞれのストーリーをお持ちだと思います。
実は私自身にもジュエリーの世界に入るきっかけとなったジュエリーとのストーリーがあります。
素敵なエピソードを持つジュエリーを身に付けることで元気になったり、支えになり、みなさまの人生を輝かせることができる存在になれば嬉しく思います。

パーソナルジュエリーからリメイクのこと、オーダーについてデザイナーの想いを聞かせてもらい、改めて感じたのはエスターはファッションとしてのジュエリーだけでなく、持ち主の想いやジュエリーとしての価値を大切にし、またアップサイクル可能な素材やリメイクなどに力を入れる環境にも配慮したエシカルなジュエリーブランドでもあるということ。
物への価値観が変わる中で、消費するだけではなく持っているものを見直したり、本当に必要なものを見極めたい人にお勧めしたいジュエリーブランドだ。

〈エスターについて〉

ESTHER jewelry

https://jewelryesther.com/

@esther_jewelry

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